マーケティング4.0とは?デジタル時代を生き抜くマーケティング戦略

マーケティング4.0ってなに?ていうか、1.0〜3.0はあったの?マーケティング4.0で使われるフレームワークは?マーケティング4.0の事例ってあるの?

そんな方に向けてこの記事を書きました。

どうも、こんにちは。
友太郎(@yutarou_sakai)です。

この記事で分かること
  • マーケティング4.0とは何かが分かる
  • マーケティング4.0で使われるフレームワークが分かる
  • マーケティング4.0の事例が分かる

マーケティング4.0って聞いたことがありますか?

「え?1.0〜3.0も知らないんだけど」という方もいるかも知れません。

しかし、現代でマーケティングを行っていくのなら、絶対に抑えておきたい考え方ですので、マーケティング4.0について詳しく解説します。

マーケティング4.0とは?

マーケティング4.0とは、近代マーケティングの父 フィリップ・コトラーが提唱する概念です。

その内容は、デジタル時代におけるマーケティング戦略で、スマートフォンをフル活用する現代では絶対に抑えておきたい考え方になっています。

YouTubeやSNS、ブログ・メルマガなどなど。

顧客にアプローチする方法が増え、企業と顧客の接触回数も増えたのが実感できると思います。それに伴い、顧客が宣伝・広告に対する嫌悪感を強く抱くようにもなりました。

どこまでも追いかけてくるリターゲティング広告、動画を見ていたら急に表示される詐欺まがいのYouTube広告、サイトを開くとめちゃめちゃ邪魔な位置に表示されるバナー広告。

これらのCTRだけを追い求めた親切とは言えない広告のせいで、顧客は宣伝・広告に嫌悪感を抱くようになり、従来のマーケティング手法では信頼を損ないかねない状況になってしまっています。

そこで、「顧客と繋がること」「顧客との関係性」を重視したマーケティング4.0が必要なのです!!

マーケティング1.0〜3.0は?

では、マーケティング1.0〜3.0はどのような考え方だったのでしょうか?

マーケティング1.0

マーケティング1.0は「製品中心」の考え方です。

製品の機能や性能を重視し、できるだけ多くの人に伝え・届けることを目的としています。

顧客への説明は基本的に「機能・性能」であり、大量生産・大量消費の時代の中で生まれた概念です。

もっとも、初歩的なマーケティング手法と言えます。

マーケティング2.0

マーケティング2.0は「消費者志向」の考え方です。

物が増え、選択肢が増えてきたことにより、消費者の満足度が重視される時代となりました。

消費者の選択肢がある程度あるので、差別化だったり、より良い物が求められるようになったというわけですね。

マーケティング3.0

マーケティング3.0は「価値主導」の考え方です。

製品自体の性能や質はある程度担保されるようになったので、そこから「何が得られるのか」が重視されるようになりました。

つまり、「手ブレしないカメラ」を売るのではなく、「どの瞬間でも孫の写真が綺麗に撮れるカメラ」を売るようになったということです。

顧客が得られるベネフィットを重視しています。

マーケティング4.0で使われるフレームワークは?

マーケティング4.0では、「5A」というフレームワークを活用します。

このフレームワークを見ると、マーケティング4.0での目的が分かります。

5Aフレームワーク
  • Aware:認知
  • Appeal:訴求
  • Ask:調査
  • Act:行動
  • Advocate:推奨

ここで重要なのは最後の「Advocate:推奨」でして、マーケティング4.0の究極の目標が「顧客を感動させて忠実な推奨者にすること」という考え方に対応しています。

つまり、めちゃめちゃ単純に言うと「信者」になってもらおうということです。

消費者が生むコンテンツ(UGC)は、実質広告となっていても受け取る側は広告だと思っていません。

口コミを上手く活用できるようになると、デジタル時代ではかなり有利に戦うことができます。

マーケティング4.0の事例

マーケティング4.0を活用している事例を4つ見ていきましょう。

NIKE

NIKEが行っていた「JUST DO IT.SHOTキャンペーン」は、諦めずに挑戦する姿を切り取った写真に「JUST DO IT.スタンプ」を押してSNSに投稿することで、その写真の一部がNIKE JAPAN公式ムービーに採用されるというユーザーを巻き込んだキャンペーンです。

消費者の承認欲求・自己実現欲求を上手く活用したキャンペーンですね。

おそらく、参加者は採用されるために一生懸命SNSでの拡散活動をするでしょうし、採用されればそれをSNS等でシェアするはずです。

直接的な広告活動をせずに、ブランディングと認知拡大の両方を行えるキャンペーンと言えます。

レッドブル

レッドブルは様々なイベントを行うこと有名ですが、その中でも「Red Bull Can You Make It?」というキャンペーンはとても面白いです。

各国の代表者がレッドブルを通貨として物々交換をしながらヨーロッパを旅するキャンペーンでして、イベント参加者を「一ファン」から「ブランドアンバサダー」に育て上げ、顧客とつながることを実現できるキャンペーンとなっています。

まさに「顧客を感動させて忠実な推奨者にすること」に沿ったキャンペーンですね。

スノーピーク

アウトドアブランドで有名なスノーピークは、熱狂的なスノーピーク愛用者が多いブランドでもあります。

スノーピーク製品を愛する顧客は、自らを「スノーピーカー」と称するほど。

その背景には、そもそも製品の質が高いことはもちろん、スノーピークが様々なイベントを開催し、スノーピーカー同士のつながりを生むきっかけを作っていることが大きいです。

また、スノーピーク直営のキャンプ場や宿などもあり、スノーピーク製品を実際に体験できる場を用意しています。

オシャレにスノーピーク製品を体験することで、消費者の中に「スノーピーク=オシャレなアウトドアブランド」という価値観が生まれてきます。

ネスレ日本

コーヒーメーカーのネスレ日本では、「ネスカフェアンバサダー」の提供に力を入れています。

ネスカフェアンバサダーに登録した企業には、無償でコーヒーマシンが設置され、社員が気軽にコーヒーを楽しむことができます。

ネスレ日本は、このコーヒーマシンを中心とした社内コミュニケーションの活性化を目的としており、まさしくユーザーエクスペリエンス(顧客体験)の充実化を実現できています。

コーヒーマシンがあれば「コーヒー飲む?」とかの会話がうまれたり、コーヒーブレイクタイムを作って雑談をする、みたいなことが考えられますね!

まとめ:マーケティング4.0時代を勝ち抜くポイント

1.マーケティング4.0とは?
近代マーケティングの父、フィリップ・コトラーが提唱する概念。デジタル時代におけるマーケティング戦略→自己実現

2.マーケティング1.0〜3.0は?
・1.0は「どのように商品を売るか→製品中心」
・2.0は「ターゲット化されたメッセージ性のあるマーケティング施策→消費者志向」
・3.0は「顧客同士のつながりや、世界をより良い場所にしていこうというようなメッセージ性のあるマーケティング→価値主導、マインド・ビジョン」

3.マーケティング4.0で使われるフレームワークは?
5Aフレームワーク→認知・訴求・調査・行動・推奨

4.マーケティング4.0の事例
NIKE・レッドブル・スノーピーク・ネスレ日本

マーケティング4.0が現代で欠かせない考え方だということが分かったかと思います。

マーケティング4.0時代を勝ち抜くためには、次のことが大切かなと。

  • まずは圧倒的な質
  • 次に上質な顧客体験
  • 最後にオフラインとオンラインの融合

WebやITを駆使して、どれだけ多くの人に届けたとしても、そもそもの商品やサービスの質が良くないと一時的なものになってしまいます。最悪の場合、「詐欺だ!」という声で炎上する可能性も。

商品・サービスの質が良くなったら、次に考えるべきことは「上質な顧客体験」です。ただ単にデザートが出てくるより、「温かいチョコソースをかけるとドーム状のチョコが割れて中のケーキが出てくる」みたいな演出がある方が嬉しいですよね。

また、Web系に長けている人に多いのですが、「オンライン至上主義」は危険なのでやめておきましょう。やはり人は、最終的にオフラインを求めてオフラインの繋がりに満足します。せっかく、オフラインに詳しいのですから、オフラインとの融合を目指しましょう。